奨励作品

primitive house

川上 恭輔

日本大学 大学院 理工学研究科

共同制作者/吉川 美鈴

住宅が小さくなるにつれて機能が廊下にまで及ぶことで、廊下本来の持つ「空間と空間をつなぐゆとり」は失われていく。
 このおおきい家にとって廊下は、空間を結びつけることこそが機能である。
個人スケールの満たされた領域に対し、おおきいスケールの廊下を持つことは複数の機能的に充足されない空間ができる。
 それらが集まることで廊下は未熟な空間を結び、空間につながりが生まれ、隔たりを生む。
 それは、今までの住宅にはない、建築のスケールであり、一空間のスケールである。
 つながりと隔たりが同時に生まれるこの家は、お互いを肯定しながら、既成のフレームには表れない新しいゆとりを持つ“おおきい家”がつくられ続ける。

2021年(令和3年度)

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