大賞

Activity Palette ~坂のある街の架け橋~

中川 洋輔

立命館大学大学院
 理工学研究科 環境都市専攻

共同制作者/清水 嵩之

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周囲の生活感が溶け出す建築を作る。この街には長い坂道がある。滋賀県大津市、JR東海道本線膳所駅から琵琶湖へと向かう道。商店や住宅が軒を連ね、たくさんの人が通る生活の中心。緩やかに傾斜する坂道に、まるで水平線を引くように、一直線に200mの橋を架ける。斜面との関係で、自然と高さが変わるこの架け橋は、それぞれの場所で椅子、机、遊具、屋根とスケールを変えながら場所を作る。200mの長さの中で、カフェの一部になったり、子供たちの遊び場になったり、井戸端会議の場になったりする。様々な人が、様々に場所を発見しながら、ひとつの架け橋に溶け出していく。まるで大きなパレットに何色もの絵の具を広げるように、道の両脇から溶け出したアクティピティが架け橋でゆるやかにつながる。