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佳作

等高線と歪み

三木 真平

STUDIO 2A

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建築が持つ無数の場、その緩やかな繋がりを切ることなく、変化させながら生成するような建築はつくれないだろうか? それは新たな線を引くのではなく、面的に「歪ませる」行為を幾重にも折り重ねること。連続性を保ちながら変化を与える設計手法=ここでは等高線のみをメディウムとして、それを線的ではなく、面的に「歪ませる」ことによって生じる事象について。歪みによって設計される空間は、図面というよりは地図であり、それはまるで天気図を読むかのように立ち表れる。都市のビル群のような大きなものから、足下の小さな草花まで、スケールの枠を超えて連続していく。全てが繋がりの中で関係・影響し合う様、そんな様相の見えるメガネのかけ方。プログラムが与えられた建築ではなく、人々をいつもよりも発見的にしてくれる場-建築-の提案です。

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