佳作B

思い出への液体ドア

齊藤 佑樹

日本大学大学院 理工学研究科
建築学専攻

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私の幼い頃過ごした、思い出の詰まった実家へのドア。美しい記憶へのドア。
硝子を液体と捉える。
今は廃墟の実家に溶けた硝子を流し込む。思い出の詰まった家は硝子が凝固することで姿を透明に残す。記憶保存としての硝子。新たな生活の場としての硝子。
過去と未来へのドア。
冷たい硝子の奥に、懐かしい記憶を思う。