佳作

力イタイユウゴウ

西 智哉

大阪大学大学院工学研究科 建築専攻

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家族構成と家の規模は密接な関係にある。一般に家族が多ければ多いほど必要な部屋数は増し様々なスペースの大きさもより増大する。しかしながら、家族構成は時間とともに変化してゆく。子供が生まれ、住戸に多くの面積を必要とする時が来ても、やがて子供は独立し、家に求められる大きさはいずれ縮小する。
そのとき、家はその変化にどう対応できるだろうか。使われなくなった部屋、夫婦2人で住むには少し大きすぎるリビング、余った寝室。それらを外部に開放し、家の内部面積を縮小し、外部空間を拡大する。このとき、家々はその素材や構造を複雑に絡ませながら、ゆるやかに広がり、周囲と交わり複雑な境界を作っていくだろう。