奨励賞

スローフードのかたち

蒋 江行

法政大学
デザイン工学研究科 建築学

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現在の都市では、ファーストフードはいたるところにある。食の生産増大、集約化、によって、食の生産から流通までという通路が見られなくなり、食がブラックボックス化になったので、食の安全や伝統的な食文化の消滅などの問題が起きてしまった。                                                          スローフードが生産から流通までという通路の価値を見直し、食のブラックボックスを開くことによって、伝統的な食文化や食を取り巻く生態系の多様性を守ることができる。                                                     本設計では、食のブラックボックス化の現状に対して食品の製造プロセスと共通の特性を研究して、都市に「スローフード」の生産スペースを提供しようとしている。建築屋上から内部空間まで、人々が栽培・干し・作る・販売という一連のふるまいを体験できる。これらの「スローフード」のふるまいを通じて、都市の住民がさまざまな人々とつなぐことができるだけでなく、食文化もより深く理解できる。食のブラックボックス化が開かられる。