入選

『sandbag house』

田中 渉

東京大学 大学院 工学系研究科 建築学

共同制作者/
岩元 真明  椎名 諒

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この家は土嚢による建築である。 『穴を掘る』 『掘った土で土嚢を作って積み上げる』 この二つの可逆な操作でいくつかの居場所をつくり住宅を設計した。 PLANは土嚢のヴォールトが住宅に貫入する構成になっている。この土嚢ヴォールトが土の断熱・蓄熱・調湿・耐火・耐熱・遮音・脱臭性といった性質を引き継ぎ、サステイナブルな居住環境を実現する。ヴォールトはキーストンがトップライトとなり、通気層であり、室内の湿度を調節し、冬は蓄熱層となる。さらに水平力を負担する構造体でもある。 土嚢が内外を緩やかにつなぐ。この住宅は、「コントロールできない要素を内包する」、そんな建築の一類型になるのではないだろうか。