佳作

typographical study+
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今飯田 佳代子

東京工業大学 大学院 総合理工学研究科 
人間環境システム専攻 修士課程

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「土木」と「建築」はスケール感や耐用年数の異なる、異種の時の流れの中に存在する。しかし同様の素材で構成され互いを補完する機能を持つ「構造物」と、ひとまとめに言及することも可能だ。私はこれらをつなぐことに関する議論を「複合、接続、組み合わせ、想像」の4つの観点にまとめ、それらを表現した。タイポグラフィ(文字)は、今や不可欠な情報伝達手段である。口頭伝承では次第に失われゆく情報の枝葉まで記憶に留めることを可能にし、日常あらゆる場面で活躍する。それゆえ私達は文字形状の細かな差異に対して非常に敏感に反応できると考えられる。新聞の片隅で目にする4コマ漫画もまた、効果的な視覚表現である。それらは論理的説明を最低限に抑え、イメージの断片により直感的理解を短時間に提供する。文字形状はダイアグラムを示し4コマ漫画は物語を付加する。いささか抽象的ではあるが、これらは土木と建築のつくる未来の風景の原種となる。