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佳作

Gnomes' Village

山本 康二

豊田工業高等専門学校
建設工学

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「働きものの住宅」について考えた時、住宅の働きとして
①効率の良い空間
②周辺環境の利用
③社会に対しての働きかけ
の3要素が必要であると考えた。
①に関しては、空間をワンルームにすることで使用していない空間をなくし、ホテルのような短期間だけ部屋を借りるシステムにすることで、さらに空間の効率化を図った。
②に関しては、斜面に建てることを活かした通風計画と、薪ストーブと床下空調機による暖房計画により居住環境を整えた。
③に関しては、薪ストーブ用の薪の生産と家具の生産、シェアにより森林保全と、事業による地域振興を図った。
本計画は、2拠点居住者向けに都会から離れた過疎化の進む田舎にて、十数戸の白い箱の居住空間とキッチンや薪、シェア用の家具を設置する共用棟を建てるものである。木々の隙間から覗く白い箱たちは山林の風景に「違和感」を生じさせる。その「違和感」が、この建築群に対する特別感を演出させる。

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