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1等賞

絵本のある休憩所

土田 知佳

フリーランス

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二重空気膜構造でできたこの空間は、真っ白な光に溢れ、見上げれば空だけが見える。床にはポワンポワンと空気が満たされ、気持ちの良い芝と折り合っている。昼寝、ひなたぼっこ、人は街の休憩所としてここを訪れる。ここには絵本が置かれ、それを手に休むことができる。図書館にあるこども図書スペースは、こどものための空間として設えられており、どうも大人が1 人でリラックスできる空間ではない。絵本はいまや、こどものためだけでなく、大人も楽しめる本である。こどもの頃から大切にしている絵本を持っている人もいれば、大人になってから絵本を集め出した人もいる。絵本は心が疲れてしまった大人に安らぎを与え、忘れていた何かを思い出させてくれる。二重膜内部を絵本の蔵書スペースとし、自作のオリジナル作品を蔵書に加えることもできる。また、断面はビル群の中にあっても、空以外が見えない高さに決定する。

ここは、都会の喧騒の中における癒し空間だ。

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