優秀賞

窓を開ければ猫が鳴く

廣瀬 貴大

東京都立大学大学院
都市環境化学研究科建築学域
意匠

共同制作者/
高田 典子  梅原 慎太郎

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COVIT-19禍において、換気のために「建具に触れる」というふるまいはより身近になった。そこでこのふるまいが共振することで暮らしが豊かになり、さらには街を彩ることのできる集合住宅を提案する。
 提案建築は「建具に触れる」というふるまいを「助長」し「受け止める」。まず、4面に多くの開口を設けられるように箱を独立させる。また個室、住戸、集合住宅のそれぞれのスケールの箱を最小単位で構成しソトへの欲求を高める。そして入れ子構造によりプライバシーを担保する。これらの操作で「建具に触れる」ふるまいを「助長」する。さらに、910mmグリット上にこれらの箱を配置しふるまいを「受け止める」。「助長」と「受け止める」ことにより規格化された建具たちは性格を持ち、ふるまいが空間に変換される。
 自分のふるまいがどこかで空間を作り、誰かがふるまうきっかけとなる。これこそがふるまいの共振である。
        もし、僕の開けた窓が隣に住む君の生活を変えたなら。