佳作

丘屋根の小学校

山内 翔太

神戸大学 大学院 工学研究科 建築学専攻

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小学校をひらくことを考える。塀やフェンスではなく、丘というランドスケープによってゆるやかな境界をつくる。地域の人たち が同じ時間を過ごせるような場所をつくる。きっとたくさんのことができると思う。大きな丘を通りぬける人もいれば、座って休 んでいる人もいる。丘に開けられた穴からお気に入りの場所を見つけて下へと降りていく。丘の下には大きなワンルームが広 がっていて、大人も子供も同じ時間を過ごすことができるようになっている。私たちは近くに住んでいても他人のことはよく知 らない。違う世代のことなんてなおさらだ。小学校の敷地に計画することで通学範囲が目安となって一つのコミュニティがで きないだろうか。子供をきっかけとしてより多くの人と知り合えないだろうか。あちこちの小学校が立て替えの時期に来ている。 これから建て替えられていく小学校が、地域のみんなが一緒に過ごす新しい風景をつくっていってくれればいいなと思う。