佳作B

モノの方舟

北山 勝哉

首都大学東京大学院 建築学域

共同制作者/
佐藤 睦
首都大学東京大学院 建築学域

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現代では多くのモノを持たないように処分する「断捨離」や、過剰とも言えるほどに必要最低限な物量で生活する「ミニマリスト」が生活スタイルとして流行している。この最低限生活はさながら避難所生活のようにすら見える。日本中の海上を漂い、不要になった各地のモノを集めて運営する建築を提案する。この場所に避難することで通常の避難所生活とは異なり、災害時にこそモノに溢れる豊かな生活を過ごすことができる。また普段の使われ方として、集められたモノは誰でも使うことのできる家具公園として、あるいは劇場の客席や小道具として使われることで経験に変換され、消費される。形態としては浮き沈みによる空間の変化を考える。バラストフレームとバラストスラブがそれぞれ別々に浮力によって上下する。これによって空間の大きさや床レベルが変化することで、避難所や劇場などに適した空間が生まれる。