5等

荳崎?逕ア縺ェ蟒コ遽? (フジユウ ナ ケンチク)

福島 早瑛

熊本大学大学院
自然科学教育部
土木建築学専攻 建築学

共同制作者/譚 蕾

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古さとは「不自由」という要素を含んでいると考える。
廃墟や災害で崩れた町を見るとき、言葉にできないざわつきを覚える。
それは、そこでの誰かも分からない人間の営みを微かに想像し、「生の何処」を感じようとするからだろう。人間のみで構築された表層の日常が消え、自然の力が露呈した姿。

古代の人々は岩・石・布といった不自由なキャンバスと道具で自分たちの意思を本能的に遺した。真っ白なキャンパスに描くのは容易く、全てを意思によってコントロールできる。建築もふつう整地された安定の上に建つ。現代建築を不安定な状況下で生み出してみたい。

不自由の為に偶然をつくる。
例えば、子どもの頃に遊んだクレヨンのスクラッチ。好きな色を黒で埋め、再び色を掘り起こす。スクラッチのように表層に偶然を出現させ、偶然できたその不自由な空間の中で建築する。「不自由」の中でなら本能的な「生」を作り出せるのではないか。
そう戦略している。