佳作B

ドアの実が落ちる

瀬藤 謙徳

近畿大学 工学部
建築学科

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私の考えるどこでもドアは、同じ空間に居ながらにして好きな空間に行くことができるドアである。例えばビルの中に入ってみる。エレベーターに乗り行きたい場所がある階層のボタンを押すとエレベーターが発動しドアを介して廊下を挟み目的地へと進む。逆に目的地がわたしがのいる場所に来ればどこにでも行けるドアになるのではないだろうか。ドアによりパズルのように好きな部屋を作り好きな時間に部屋を呼ぶことができる空間を提案する。またドアは部屋の顔に成り得るのではないだろうか。わたしたちがドアのデザインの印象だけで内部空間を想像できてしまうほどに重要なものである。そこでドアを表札代わりにして部屋を一つずつ区別してはどうか。
作品では、ドアとドアがつなぐ空間を一つの単位として考え、ドアの向こう側の空間を居住者が好きに選択できるよう設計した。